英名：Hegmataneh
イラン西部に位置するハグマターナ（あるいはハグマタナ / エクバタナ / ヘグマタネ）は紀元前7～6世紀のメディア王国の都であり、その後アケメネス朝やセレウコス朝、パルティア、ササン朝の夏都として機能した古代都市遺跡である。長期にわたり連続的に居住された層を含む都市の遺構が残存する。
約3000年にわたり人々が居住し続けた定住地であり、厚い文化層が形成された考古学的集落跡である。宮殿や神殿、市街地など当時の生活を伝える建物基盤が確認されている。
発掘された遺構からは、メディアやペルシアの建築様式の特徴が読み取れる。土造りの建造物や列柱ホール跡など、古代オリエント建築の一端を示す。
この都市にはゾロアスター教など古代の宗教的施設も存在した可能性があり、発掘品から古代ペルシアの信仰文化の痕跡がうかがえる。

登録国	イラン
登録年	2025年
登録基準	(ii) ,  (iii)
分類	文化遺産
その他の特徴	古代都市

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