(iv) シリアルノミネーションサイト/水利・灌漑 の世界遺産

選択した項目:   (iv), シリアルノミネーションサイト/水利・灌漑

シリアル・ノミネーション・サイトとは「連続性のある遺産」のこと。必然的に構成資産が複数となる。
これらの遺産はひとつひとつが普遍的価値を有している必要がなく、全体として顕著な普遍的価値を持っていれば世界遺産となることが出来る。
文化遺産で言えば同一の歴史・文化を有すること、自然遺産で言えば同じ地質・生態系などを有することが重要視されており、それらの構成資産をつなぐストーリーも重視される傾向がある。

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    ラニ・キ・ヴァヴ:グジャラト州パタンにある女王の階段井戸

    ラニ・キ・ヴァヴ(「女王の階段井戸」の意味)はインド北西部、パタンのサラワティ川の川岸に築かれた階段井戸。 階段井戸とはインド亜大陸における独特な地下構造物及び貯水システムである。 この場所の階段井戸の利用目的は単に井戸に留まらず、水の神聖性を祀った寺院としての機能も兼ね備えており、マル・グルジャラ様式により緻密で芸術性の高い仕上がりとなっている。

    登録国 インド
    登録年 2014年 分類 文化遺産
    登録基準 (i) , (iv)
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    カパック・ニャン:アンデスの道

    アンデス山脈一帯の6ヵ国にわたって延びるトランスバウンダリーサイトで、数百の構成資産を持つシリアルノミネーションサイトでもある。 ペルーのクスコの中央広場から出発する4本の基幹道路からなり、インカ道と呼ばれる細い道と繋がりながら交通・交流の一大ネットワークを築き上げた。総延長は数万キロにも及ぶ。

    登録国 アルゼンチン , エクアドル , コロンビア , チリ , ペルー , ボリビア
    登録年 2014年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (iii) , (iv) , (vi)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1494004003_archeology-pergamon-2.jpg

    ペルガモンとその周辺:様々な時代からなる文化的景観

    トルコはエーゲ海地域、丘の上に位置するペルガモンは、紀元前3世紀にギリシャ人のアッタロス朝(ペルガモン王国)の首都として建設された都市遺跡である。 ヨーロッパと中東を結ぶ場所に位置した関係上、文化や科学、政治の中心地として発展し、ヘレニズムや古代ローマ、ビザンツ、オスマン帝国の各文化の融合が見られる。

    登録国 トルコ
    登録年 2014年 分類 文化遺産
    登録基準 (i) , (ii) , (iii) , (iv) , (vi)
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    ブルサとジュマルクズク:オスマン帝国発祥の地

    トルコ北西部のウルダー山麓にある古都ブルサの遺跡群と、郊外のジュマルクズク。 14世紀初めに形成された、オスマン帝国の都市部と農村部からなる都市計画を象徴する遺産である。 イスラム社会特有の慈善寄付制度(ワクフ)を効果的に活用した例として、貧富の差にかかわらず人々が使用可能にしたモスクや宗教学校、公衆浴場、公営の台所、墓などからなるキュリーイェと呼ば...

    登録国 トルコ
    登録年 2014年 分類 文化遺産
    登録基準 (i) , (ii) , (iv) , (vi)
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    ポーランド、ウクライナのカルパチア地方の木造教会

    ポーランドとウクライナにまたがりカルパチア山脈周辺に点在する、伝統的な木造工法で建てられた教会群。 ブルナリ・ビジネをはじめとした16ヶ所の登録資産は16~19世紀に東方正教とギリシャ・カトリックの共同体によって建設された。 水平丸太組みのログ構法で作られており、屋根部分は四角形や八角形のドームになっているこれらの教会群は東方正教の教会建築に地域...

    登録国 ポーランド , ウクライナ
    登録年 2013年 分類 文化遺産
    登録基準 (iii) , (iv)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1546507378_Lenggong.jpeg

    レンゴン渓谷の考古遺跡

    マレーシアはマレー半島北西部、ペラ州の町レンゴンにある渓谷で発見された考古遺跡である。 およそ200万年に及ぶ遺跡が残された保存状態が良好な4つの遺跡があり、旧石器時代、新石器時代、青銅器時代までの考古遺物がや人骨が出土している。 第36回世界遺産委員会において、事前勧告された登録延期を覆して逆転登録となった。

    登録国 マレーシア
    登録年 2012年 分類 文化遺産
    登録基準 (iii) , (iv)
  • ノール=パ・ドゥ・カレ地方の鉱山地帯

    フランスの北端、ノールとパ・ドゥ・カレの2つの行政区にまたがる鉱山地帯は約120kmにわたって広がり、古くから工業地帯として発達し文化的景観を形成してきた。 多くは18世紀から20世紀にかけて作られた、産業遺跡、運河や線路、居住施設、宗教施設、教育施設など、100以上の構成遺産から成っている。

    登録国 フランス
    登録年 2012年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (iv) , (vi)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1505005593_イドリヤ川-Klavze-Idrijca.jpeg

    水銀関連遺産:アルマデンとイドリヤ

    スペインのアルマデンとスロベニアのイドリヤは、近年まで世界最大を誇った水銀鉱山のトランスバウンダリーサイト(国境を越えた世界遺産)である。現在スペインとスロベニアは地理的に隣り合った国では無いが、フェリペ2世の時代には同じ国の領土であり、一体となる遺産として登録となった。 古代や中世を起源とするこれらの水銀鉱山は、アマルガム法に不可欠な水銀の...

    登録国 スロベニア , スペイン
    登録年 2012年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (iv)
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    ラバト:近代都市と歴史的都市が共存する首都

    モロッコ北西の同国首都ラバトは、20世紀前半のフランス保護領時代に計画的に改造された、新市街と旧市街が一体となって独自の都市を作り上げた好例。 新市街はヨーロッパ的な建物、旧市街には12〜17世紀のイスラーム時代のマグレブの建物(ムワッヒド城壁など)が残っている。

    登録国 モロッコ
    登録年 2012年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (iv)
  • https://world-heritage.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1493760328_imgF1491873958_ec3cb60f2afc1c2ad65a5854e245419eeb73e4c818b518409df7c270a2eb_640.jpg

    ペルシャ庭園

    イラン国内に点在する9つの庭園から成る遺産であり、「文化的景観」とされている。 紀元前6世紀にアケメネス朝ペルシアを開いたキュロス2世の時代を起源としており、様々な気象条件に合わせて作られた庭園群。パサルガダエ庭園やエラム庭園で知られている。 灌漑と鑑賞の役割を持った水路によって4区画に分割され、エデンの園や、ゾロアスター教が重要視している「...

    登録国 イラン
    登録年 2011年 分類 文化遺産
    登録基準 (i) , (ii) , (iii) , (iv) , (vi)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1493095516_stilt-houses-heritage.jpg

    アルプス山系の先史時代杭上住居跡群

    アルプス山脈周辺6カ国に点在する111の小規模な先史遺跡群。 紀元前5000〜前500年頃に、アルプス山系の湖や川、または湿地沿いに建てられた先史時代の杭上住居跡や高床式住居跡である。111の遺産のうちおよそ半数はスイスに位置している。 アルプス一帯の先史時代の生活様式を示す証拠が多数発見されており貴重である。

    登録国 オーストリア , イタリア , ドイツ , スイス , スロベニア , フランス
    登録年 2011年 分類 文化遺産
    登録基準 (iv) , (v)
  • https://world-heritage.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1493764447_imgF1491885632_6362488079_4a16dddebc_z.jpg

    シリア北部の古代村落群

    シリア北西部にある40ほどの村落郡であり、古代ローマ時代の多神教からビザンツのキリスト教への変遷と、各時代の農村の様子を伝える。 1世紀〜7世紀にかけて築かれ、8世紀〜10世紀の間に放棄された。 住居や多神教の寺院、教会、貯水槽、浴場などの建造物や景観の保存状態は良く、また利水技術、防塁の他ローマ式の農地計画をよく表している。

    登録国 シリア
    登録年 2011年 分類 文化遺産
    登録基準 (iii) , (iv) , (v)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1502247673_トラムンタナ山脈-文化的景観.jpg

    トラムンタナ山脈の文化的景観

    スペインの地中海上に浮かぶマヨルカ島、北西岸の切り立った場所に位置するトラムンタナ山脈。 長い歴史の中アラブ人やキリスト教徒と支配層が変わっても、資源の少ない厳しい環境の下、長年に渡り行われてきた農業によって地形が作り変えられ、段々畑の農地や水車を利用した水利灌漑設備網が生み出されてきた。 世界遺産になるに当たって「文化的景観」が認められている。

    登録国 スペイン
    登録年 2011年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (iv) , (v)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1501657777_World_Heritage_Grave_Al_Ayn_Oman(1).jpeg

    アル・アインの遺跡群

    内陸のオアシスを擁するアルアインはUAE(アラブ首長国連邦)初の世界遺産である。 シリアルノミネーションサイトであり、先史時代文化の痕跡により、古くは新石器時代から砂漠地域に定住生活が行われたことを示している。 石造円形墓や、井戸、日干し煉瓦で建てられた建造物の形跡があり、ヒーリーにある鉄器時代までさかのぼるアフラージという灌漑システムがみられ...

    登録国 アラブ首長国連邦
    登録年 2011年 分類 文化遺産
    登録基準 (iii) , (iv) , (v)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1502620238_胡朝2.jpg

    胡朝(ホー王朝)の要塞

    ベトナム、タインホア省に位置する胡朝(ホー王朝)の要塞は14世紀に建設された砦の遺跡である。 この城塞は風水原理に従って作られており、宋学が東アジア地域へ伝播した重要な証拠となっている。 現在は城門が残るのみである。

    登録国 ベトナム
    登録年 2011年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (iv)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1502120296_タブリーズのバザー.jpg

    タブリーズの歴史的バザール群

    イラン北西部、東アゼルバイジャン地方の交易地タブリーズに残る中東最古のバザール。 古来より文化交流の地で、歴史的市場複合体は、シルクロードで重要な商業地であった。一繋がりのレンガ造建築は屋根がかけられ、市場のほか様々な用途で使われる。 13世紀にはすでに賑わいをみせており、やがてタブリーズはサファヴィー朝の首都となった。

    登録国 イラン
    登録年 2010年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (iii) , (iv)
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    オーストラリア囚人遺跡群

    大英帝国が18世紀から19世紀にかけてオーストラリア各地に建設した1000を超える囚人遺跡の中から、11ヵ所が選ばれたもの。 懲罰としての収監はもとより、植民地開拓の労働力としての役割を担わされることもあった。これらの施設には開拓期の80年間で17万人もの成人や子供が送られたとされている。また、このためアボリジニが強制移住させられるということも起こった。 いわゆ...

    登録国 オーストラリア
    登録年 2010年 分類 文化遺産
    登録基準 (iv) , (vi)
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    ティエラアデントロの王の道

    メキシコシティからアメリカのテキサス・ニューメキシコまで2600mにも渡り延びる道の内の1400kmの範囲。 カミーノ・レアル・デ・ティエラアデントロは「大地にある王の道」という意味であり、「銀の道」とも呼ばれている。 主に銀を運ぶために使われたが交易路だが、同時に文化交流もなされたことが伺える。

    登録国 メキシコ
    登録年 2010年 分類 文化遺産
    登録基準 (ii) , (iv)
  • http://world-heritage.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1500896626_pixta_30601024_S(1).jpg

    アムステルダムのシンゲル運河内の17世紀の環状運河地区

    オランダの首都アムステルダムの運河地区にある歴史的町並みは、16世紀末〜17世紀初めにかけて新しい港湾都市計画の一環として建設された。 運河は旧市街から一番外側のジンフェルグラハトまで扇形に広がり、その運河システムを用いて湿地から排水をし、間を埋め立てながら都市自体を拡張していくという事業計画であった。 埋め立て地には、切妻屋根の家や数多...

    登録国 オランダ
    登録年 2010年 分類 文化遺産
    登録基準 (i) , (ii) , (iv)
  • https://world-heritage.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/img/1493759047_1493754799_img52F1491871166_20390373643_905a3963f1_c.jpg

    ポントカサステ水路橋と運河

    ウェールズの北東に位置するスランゴスレン運河に設けられたポントカサステ水路橋は、19世紀初頭に完成した産業革命における驚異的な土木建築である。 このイギリスで最も高く長い水路橋は、著名な土木技師トマス・テルフォードの困難を克服するアイデアによって実現されたものである。世界各国の多くの事業に影響を与えたこの遺産は、当時の欧州の技術の集大成として世界遺産...

    登録国 イギリス
    登録年 2009年 分類 文化遺産
    登録基準 (i) , (ii) , (iv)
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