シリアルノミネーションサイト/墓 / 廟/固有種 の世界遺産
選択した項目: シリアルノミネーションサイト/墓 / 廟/固有種
シリアル・ノミネーション・サイトとは「連続性のある遺産」のこと。必然的に構成資産が複数となる。
これらの遺産はひとつひとつが普遍的価値を有している必要がなく、全体として顕著な普遍的価値を持っていれば世界遺産となることが出来る。
文化遺産で言えば同一の歴史・文化を有すること、自然遺産で言えば同じ地質・生態系などを有することが重要視されており、それらの構成資産をつなぐストーリーも重視される傾向がある。
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                ウェールズ北西部のスレート関連景観英名:The Slate Landscape of Northwest Wales イギリス、ウェールズに残るスレートの採石場関連遺産。 この地では1780年代から20世紀初頭に渡ってスレート(粘板岩)の採掘技術や施設などが発達した。採石場、鉱山、産業遺跡、集落から港までの一連のプロパティがシリアルノミネーションとして登録されている。 登録国 イギリス 登録年 2021年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) 
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                ローマ帝国の国境線 - 低地ゲルマンリーメス英名:Frontiers of the Roman Empire – The Lower German Limes ドイツのレニッシュ山塊からオランダの北海沿岸まで約400kmに渡りライン川の左岸に沿って続いているローマ時代の一連の遺産。砦や塔、基地や道路などが地中に埋まっている。 別登録遺産として、イギリスとドイツのトランスバウンダリーサイトとして同じ「ローマ帝国の国境線」が先立って登録されている。 登録国 ドイツ , オランダ 登録年 2021年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) 
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                ボローニャのポルチコ群英名:The Porticoes of Bologna イタリア北部の都市ボローニャに残る柱廊玄関のアンサンブルとその周辺、合計12個の要素で構成されるシリアルノミネーションサイト。12世紀から現在までに至る、市内の62kmにおよぶアーケードの中でも代表的な部分である。 第44回世界遺産委員会において、事前勧告では「登録延期」だったが本決議で登録となった。 登録国 イタリア 登録年 2021年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) 
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                リュブリャナのヨジェ・プレチニック作品群 - 人間中心のアーバンデザイン英名:The works of Jože Plečnik in Ljubljana – Human Centred Urban Design スロベニア中部に位置する同国の首都、リュブリョナにおいて第一次世界大戦と第二次世界大戦の間に建築家/都市計画家ヨジェ・プレチニックによって行われた都市計画。プロパティは7つの公共施設、公共機関によって構成されている。 一人の建築家によって限られた時間・空間の中で実現された都市計画と... 登録国 スロベニア 登録年 2021年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) 
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                エルツ山地 / クルスナホリ 鉱業地域英名:Erzgebirge/Krušnohoří Mining Region ドイツのザクセン地方とチェコとの国境に位置するエルツ山地(クルスナホリ)は鉱山として12世紀から20世紀まで採掘が行われてきた。とりわけ15世紀から16世紀にかけてはヨーロッパで有数の銀の産出所となっており、技術革新の原動力となった。 採掘、輸送、そして集落などが鉱業のための一連のエコシステムが文化的景観として認められた。 登録国 チェコ , ドイツ 登録年 2019年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) 
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                シエンクワーン - ジャール平原の巨大石壺遺跡群英名:Megalithic Jar Sites in Xiengkhuang – Plain of Jars ラオス中央部の高原地帯に広がるシエンクワーンの平原は、古代の石壺型埋葬器が多数見つかったためジャール平原(フランス語で壺を意味する)と呼ばれる。 紀元前5世紀から紀元500年頃までに作られたこの独特な埋葬風習は、その巨大な石壺によって現代に当時の様子を伝えている。 登録国 ラオス 登録年 2019年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) 
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                サワルントのオンビリン炭鉱遺産英名:Ombilin Coal Mining Heritage of Sawahlunto スマトラ島西部に位置するこの鉱山は、オランダ統治時代にヨーロッパの技術によって石油採掘、加工および輸送の設備が作られた。 登録国 インドネシア 登録年 2019年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) 
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                長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産長崎県と熊本県天草地方にまたがる、江戸時代禁教期のキリスト教関連遺産群。 ・原城跡 ・平戸の聖地と集落(春日集落と安満岳) ・平戸の聖地と集落(中江ノ島) ・天草の﨑津集落 ・外海の出津集落 ・外海の大野集落 ・黒島の集落 ・野崎島の集落跡 ・頭ヶ島の集落 ・久賀島の集落 ・奈留島の江上集落江上天主堂とその周辺 ・大浦天主堂 以上12の遺産からなる 登録国 日本 登録年 2018年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) 
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                タルノフスキェ・グルィの鉛・銀・亜鉛鉱山とその地下水利システム英名:Tarnowskie Góry Lead-Silver-Zinc Mine and its Underground Water Management System ポーランド南部のタルノフスキェ・グルィ郡に位置する鉛・銀そして亜鉛の鉱山、そして地下水利システムが登録対象。 同国内で15世紀以降に形成されたものとしては最大級のものである。 登録国 ポーランド 登録年 2017年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) 
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                ロス・アレルセス国立公園英名:Los Alerces National Park アルゼンチン西部、パタゴニアの火山地帯に位置する国立公園。 コリウエという竹のような固有種が繁茂しており、40年から70年に一度一斉に開花することでも知られている。 登録国 アルゼンチン 登録年 2017年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (x) 
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                左江花山のロック・アートの文化的景観中国の南西地域の国境にある断崖に描かれた38カ所の岩絵。人を模した赤色の絵が特徴的。 紀元前5世紀〜2世紀にかけて、チワン族の祖先である駱越族が描いたものと考えられている。 登録国 中国 登録年 2016年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (vi) 
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                ナン・マドール:東ミクロネシアの儀式の中心地ミクロネシア連邦のポンペイ州に位置するナン・マドール(現地の言葉ではナンマトル)は、玄武岩とサンゴの巨礫岩の壁で作られた多くの人工島の遺跡。 13世紀から15世紀の間に建てられた石造りの宮殿や寺院、墓所や居住地域が残っており、シャウテレウル朝の宗教的儀式の中心地とされる。 泥が沈殿しそこから生えるマングローブが遺跡を覆い尽くしている状況が懸念され危機遺産リス... 登録国 ミクロネシア連邦 登録年 2016年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iii) , (iv) , (vi) 
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                南イラクのアフワール:生物の避難所と古代メソポタミア都市景観の残影イラク南部の遺跡と湿地帯からなる同国初の複合遺産であるアフワール。 ウルク、ウル、エリドゥの3つの古代都市遺跡は、紀元前4千年頃〜前3先年紀にかけてチグリス、ユーフラテス両川の恩恵を受け南メソポタミアで繁栄したシュメール人のものとされる。 また4つの湿地帯も自然遺産のカテゴリーでの登録範囲となっており、一帯は「イラク湖沼地帯」と呼ばれるほど世界で最も大きな内... 登録国 イラク 登録年 2016年 分類 複合遺産 登録基準 (iii) , (v) , (ix) , (x) 
 
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                    