危機遺産/先史時代/古代都市 の世界遺産
選択した項目: 危機遺産/先史時代/古代都市
「危機にさらされている世界遺産リスト」に登録されている遺産を指す。
登録遺産が重大かつ明確な危険にさらされており、世界遺産条約に基づく援助が当該遺産に要請されているなどした場合、世界遺産委員会により危機リストに登録される。
リストに登録されると世界遺産センターや各国政府、民間企業などから財政的及び技術的支援を受けることが出来る。
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フェルテー湖/ノイジードラー湖の文化的景観
オーストリアとハンガリーの国境にある水深2mに満たない浅い湖。 ドイツ語ではノイジードラー湖と呼ばれハンガリー語ではフェルテ―湖と呼ばれている。1920年に結ばれたトリアノン条約によって領有面積が分割されたがそれまでは全てがハンガリーに属していた。 数千年の長きに渡って様々な文化交流がなされた地域であり、自然と人間の営みによって多様な景観を形成してきた。そうした...
登録国 オーストリア , ハンガリー 登録年 2001年 分類 文化遺産 登録基準 (v) -
高敞、和順、江華の支石墓群跡
朝鮮半島西海岸部、全羅北道南西の高敞・全羅南道の和順・江華島。以上3地点には、紀元前3000年紀~紀元前2000年紀の支石墓が多数点在する。 巨大な石板を石塊で支えたこれらの墓はドルメンとい呼ばれ世界中でもこれらの地域に密集している。
登録国 大韓民国 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) -
ティワナク:ティワナク文化の宗教的・政治的中心地
ボリビア東部、チチカカ湖の南方に位置する、標高3000mを超える高原に残されたプレ・インカの都市遺跡。 スペイン支配以前の6〜10世紀に最盛期を迎えていたと考えられており、アンデス山脈以南を配下に治めていたとみられている。 アカバナという18mのピラミッドや、一枚岩で作られた太陽の門などが残っているが、文字を持たなかったためどのような民族であったか詳し...
登録国 ボリビア 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
中央アマゾン自然保護区群
ブラジル北西部にある「中欧アマゾン自然保護区群」はジャウー国立公園をはじめとした複数のエリアからなる自然保護区群。 ジャウー国立公園はアマゾン川流域最大の国立公園で、大変豊かな生態系をもつ地域であり「黒い川」とも呼ばれるジャウー川はブラックウォーター生態系の典型であり、浸水林バルゼアや泥炭湿地林イガポーなどを見ることが出来る。
登録国 ブラジル 登録年 2000年 分類 自然遺産 登録基準 (ix) , (x) -
スピエンヌの新石器時代の火打石の鉱山発掘地(モンス)
ベルギー南西部、エイノー州の州都であるモンス市に残る先史時代の鉱山遺跡。 まとまった古代採石場としては欧州最大・最古の遺跡が100haの範囲に広がっており、大規模な集落跡も発見された。 6,000年以上前からこの地では石英の火打石を採掘が行われていたと考えられており、その後新石器時代になると坑道が掘られ紀元前8世紀頃まで採掘は続いた。
登録国 ベルギー 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iii) , (iv) -
アタプエルカの考古遺跡
スペイン北部、ビスケー湾を望むアタプルカ山脈の洞窟。 ここからは更新世中期(180万~1万年前)の人類化石が多数発見されている。その種類は旧人類からホモ・サピエンスまで多岐に渡っており、ヨーロッパ最古の人類とされるホモ・エンタッサーやその他の原人も見られ、人類考古学的価値が高い。
登録国 スペイン 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (v) -
エーランド島南部の農業景観
スウェーデンの南端付近、バルト海に浮かぶ同国第二の島であるエーランド島南部に残る農業景観。 数千年の歴史を有す石灰岩を敷きつめた広い道がのびており、16〜18世紀に作られた大小400にものぼる風車が点在している。 また先史時代(青銅器時代や鉄器時代)の墓所も見られ、連綿とこの地で育まれてきた文化的景観を物語っている。
登録国 スウェーデン 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (v) -
デッサウ・ヴェルリッツの庭園王国
ドイツ中西部、ザクセン・アンハルト州にある18〜19世紀に造園された一大庭園地帯。 イギリスびいきであったデッサウ公爵レオポルト3世が、エルベ川支流の内湖沿いに、ヴェルリッツ庭園をはじめとした広大なイギリス式庭園を造営させ、水に恵まれた敷地内にドイツ新古典様式の建築物を配置した。 大陸ヨーロッパとして初の英国式庭園という点、そして英国の風景式庭園...
登録国 ドイツ 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
ヴァッハウ渓谷の文化的景観
オーストリア中部、ベネディクト会メルクからクレムスまで、35kmのドナウ川渓谷の文化的景観。 渓谷の両岸にはバロック様式で建てられたデュルンシュタイン修道院や古城、村、街などが点在し丘の斜面にはブドウ畑が広がっている。 この自然と調和した美しい景観は、クルーズ観光のスポットとしても親しまれている。 また、先史時代に作られた石像である「ヴィレンドルフのヴ...
登録国 オーストリア 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
乳香の土地:交易路と遺跡群
オマーン南部のドファール地方は世界最大の乳香(フランキンセンス)の産地であり、カンラン科の樹木から採れる乳香は、最も高価な香料のひとつ。 紀元前より乳香貿易で栄えたこの地の遺跡は、1990年代初期に衛星写真によって発見された。 構成遺産はサラーラのアルバリード遺跡やホールルーリのサムルラム遺跡等である。
登録国 オマーン 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
シャフリサブス歴史地区
ウズベキスタン南部、カシカダリヤ州中北部の都市であり、14世紀に帝国を築いたティムールの生誕地である。 「緑の街」を意味するシャフリサブスは、この地に庭園が多いことに由来している。 16世紀後半、ブハラ・ハン国のアブドゥール・ハンに建造物群が破壊され、現在は当時の街の一部が残る。
登録国 ウズベキスタン 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
ティヴォリのハドリアヌス別荘
ローマの東方約30kmに位置する丘陵の上、穏やかな気候の森に囲まれた街ティボリ。 ここは古代からのローマ人の別荘地であった。 ヴィッラ・アドリアーナとも呼ばれるこの遺産は、ハドリアヌス帝の別荘として2世紀に建設されたものである。建築の知識に長けたハドリアヌス自身によって設計したこの邸宅にはストア・ポイキレを模した貯水池など様々な趣向が凝らされていた。
登録国 イタリア 登録年 1999年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iii)